北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

次にすることが、②原因の分析です。

一番最初に行った現状把握での情報をもとに、空室の原因が

どこにあるのかを調査していきます。最初に何度もお伝えした

ように、現状把握がとても大切でシビアだというのは、このステップ

に影響してくるからです。

空室が長期化し、なかなか決まらない原因はある程度絞ることが

できます。ただ、極端に需要がない場合などは除きます。(例えば、

駅から30分以上離れた山奥であるとか、大規模な企業が撤退して

しまったなどの場合は、イレギュラーな対応となります。)

空室の主な原因は

1.案内件数が少ない

2.成約率が低い

このどちらかが原因として考えられます。

ですので、ご自身の賃貸不動産の空室の現状として、案内件数は

週に何件あるのか、問い合わせ件数はどのくらいあるのか、という

ことを把握しておく必要があります。

だいたい、週に6件の問い合わせで2件案内くらいあれば問題ないと

考えられます。このような状態であれば、賃貸仲介会社(営業マン)への

認知度は高く、条件的にも間違いないことが推測されます。もし、

案内件数が少ない状況であれば、そこに原因があります。

次に考えることが、案内件数は一定量確保できているが、

そこからの成約率が低いということです。それは、物件に何かしらの

問題があることが多分にあります。それは、空室に入ると“排水の嫌な

臭いがする“”クモやゴキブリなど虫の死骸がある“という小さなことから、

“部屋に特徴がない”とか“外壁に劣化の跡が著しくみられる”という

大きなことまで様々あります。

それらのポイントをチェックしていき、どこに問題があり、空室になっている

のかを明確にしていきます。

これが次のステップである、原因の分析です。

無題