北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

最近の賃貸住宅利用者の意識傾向としては、

家賃が少し上がってもこだわったお部屋に住みたい、

という方が増加しているみたいです。

ここ数年で“リノベーション”や“DIY”という言葉が

一般的に用いられるようになりました。それまでは、

賃貸経営においてこの言葉はまだまだ浸透して

おりませんでした。このような動きを考えてもこれからの

人々は、リノベーションやDIYということに興味がある。

一戸建住宅や分譲マンションに住む人だけでなく、

賃貸住宅に暮らす方々も同じ傾向です。

ですので、賃貸住宅で退去を機にリノベーションすると

家賃が10%ほど上がっても入居が決まるのです。

しかし、今までのリノベーションはオーナーさまや管理会社、

リフォーム会社が一方的にお部屋を作っておりました。

住んでくれるであろう入居者の世代やターゲットを明確にし、

コンセプトをつけたリノベーションをきちんと施工して

くれていればまだ救いはありますが、ただ部屋を綺麗に、

ただ間取りを変えて、良い設備を入れ替えるというような

リノベーションがまだ主流です。

それでも今は、そのような賃貸物件が少ないので、

入居は決まると思います。しかし、これも供給が増加して

きたときには厳しくなると思います。そこで、一方的に

綺麗な部屋や過剰な設備を提供するのではなく、

入居者に選んでもらう、入居者自らコーディネートする

リノベーションがこれからのテナントリテンションという観点で

みたリノベーションには必要になってくるのではないかと

考えています。