北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

【共用廊下が汚い!!】

【私物がいっぱい置かれている!!】

 

共用部の使い方で嫌でも目についてしまうのが共用廊下や階段です。

すぐには対処できないのが実は厄介なところ。

「今自分に直接迷惑がかかって困っている」というよりは、

「危険な気がする」「見ていて何となく不愉快」というレベルから発展していくことが多いからです。

 

〇そもそも、共用廊下に私物を置いてもいいの?

共用廊下に、私物を置く方がいらっしゃいます。

遭遇することが多いのは、子ども用のベビーカーやおもちゃ、キックボードや自転車など。

大人が使うものだと、レジャーに使う道具や、車や自転車関連の道具など。

傘立てや植木鉢などを置いている場合も。

共用廊下に私物を置いていいのかと言うと、答えはNOです。

消防法にも規定があるため、消防署の査察や消防用設備等点検の際に指摘されることがあります。

地震や火災が発生した際に避難の邪魔になったり、

火が燃え移って避難路がふさがれたりすることがないようにするためです。

〇安心安全快適な住環境は、みんなでつくるも

「注意されないからもう少しくらい増えても大丈夫だろう」と置く量も増えて

いくのが、この問題の悪化のメカニズムです。

私物の放置を注意したときに、「今までもずっと置いていたのに今さら注意されるのはおかしい」と言われたり、

「あの人も私物を置いているのに私だけ注意されるのはずるい」と反論されてしまったりすることなのです。

共用廊下や階段に私物を置かないのは、お住まいになる方全員の安全のためや、

住環境を守るためなので、ずるいという議論になると本当に困ってしまいます。

共用廊下は日常的に目に付きやすい部分なので、自分は普通に使っているつもりでも、

もしかしたら苦々しく思っている人がいるかもしれません。

お互いが節度をもって暮らすこと、そして、自分は良くても他人の迷惑になったり

不快に思われたりする可能性があるという視点をもつことが、共同住宅で気分良く暮らす秘訣だと思います。

そのためにも、入居者に掲示やポスティングで周知徹底するとともに、

大きく幅を取っており、迷惑になっているものに関しては、そのものに直接、

移動依頼の案内を添付するのが効果的です。