入居者さんが出ていかない賃貸マンション経営をするポイント 2017年3月13日 8:00 AM
みなさん、こんにちは!サムズアップの小西です。
最近の賃貸マンション経営では「空室対策!」「リノベーション」という言葉をよく聞くようになりましたが、私はもう一つとても大切なことがあると考えています。
それは、「テナントリテンション=一度住んでもらったら出さない」ということです。
確かに、空室を埋めるノウハウやアイデア、人脈は最低限必要だと思いますが、そもそも空室が出なければこのような心配をする必要はありません。
そこで本日は、一度住んでもらったら退去されないマンション経営についてお話していきます!!
********************************
1.テナントリテンションとは入居者さんに満足してもらうこと
2.テナントリテンションを高めるためにできること
3.入居者さんに満足してもらえる仕組みを作りましょう!
まとめ
********************************
1.テナントリテンションを高めるためにできること
テナントリテンションを高めるためにできることはなんでしょうか。
「家賃を下げること」
「リノベーションをすること」
など思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。
しかし、これらの対策は一時的なもので本当の意味でテナントリテンションが高くなったとは言えません。
家賃を下げても、リノベーションをしても、入居者さんに選んでもらいやすくはなりますが、ずっと住んでもらえるわけではないので。
「このマンションから出たくない」
「ここでしかこのような暮らしはできない」
「友達にも勧めたい!」というような声を集めることができたときがテナントリテンションが高くなっているときです。
入居者さんにこんなことを言われる賃貸マンションは、長期入居を可能にし、空室で頭を悩ませることもなくなります。
2.テナントリテンションを高めるためにできること
では、具体的にどんなことをしていけばいいのかと疑問に思われたオーナー様もいらっしゃることでしょう。
ですので、堺市北区に賃貸マンションをお持ちのオーナー様の事例でご紹介していきます。
このオーナー様の賃貸マンションに住まれていた入居者さんが、転勤のため引っ越しをすることになったときのエピソードです。
退去されるときに、入居者さんがオーナー様に、
「オーナーさん、本当はこのマンションから離れたくないのですが、仕事の都合ですので、引っ越すしかありませんでした・・・。
また、こちらに戻ってきたときには必ずオーナーさんのマンションに住ませてください!」
と、泣きながら言われたそうです。
ここまで言って頂ける賃貸マンション経営をしていれば、テナントリテンションは非常に高いといっていいかと思います。
では、このオーナー様が実施されていたことをご紹介しましょう。
①エントランスに季節の飾り物
②共用水洗の開放(洗車や水遊び)
③空きスペースに砂場
④お歳暮、バースデーカード
⑤所有している畑で芋掘り体験(季節限定)
この賃貸マンションはファミリー向けだったため、この取り組みはより効果があったことと思います。
このような工夫とアイデアを実施するだけで、入居者さんから嬉しい声をもらうことができています。
入居者さんが退去することを予測することは難しいですし、実際に連絡があるまで分からないことです。
なので、日ごろからのこれらの声を集めておくことが大切になってきます。
3.入居者さんに満足してもらえる仕組みを作りましょう
あるオーナー様の事例をご紹介しましたが、ここまで時間も手間もかけられないと思われたオーナー様もいらっしゃったのではないでしょうか。
そんな方にオススメなのは、満足度を高める仕組みを作ることです。
例えば、ポイント制を導入したりします。
具体的にご紹介させて頂きますと、
<ポイント還元内容>
①1ポイント・・・家賃○○%還元(1ヶ月)
②2ポイント・・・ウォシュレット取り付け、家賃○○%還元
③3ポイント・・・家賃○○%還元
④4ポイント・・・家賃○○%還元
⑤5ポイント・・・畳表替え
というカタチで、優良に長く住んで頂ければ頂くほど還元される仕組みを作ります。
<ポイント獲得方法>
①1年間滞納なく、近隣トラブルなくご入居頂いた場合・・・1ポイント
②入居者を紹介して頂いた場合・・・3ポイント
③1年間建物の定期点検の代行・・・1ポイント
など、優良な入居者さんにはポイントが溜まっていく仕組みを作ります。
こうすることで、入居者さん自身もポイントを集めるために、日々生活されることになるので、賃貸マンション経営に大きな問題が生まれることはなくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
賃貸マンションに入退去があって当たり前だとお考えのオーナー様は多いですし、退去が出ない仕組みを作るなんて無理だと思われるかもしれません。
しかし、退去されないように努力をすることはできます。
例えば、毎年のように入居者さんが入れ替わってしまうと、退去するたびに家賃は下がっていくことでしょう。
しかし、退去の出ないような仕組みを作られていると、たとえ築20年になっても新築の時と同じ家賃収入を得ることができるわけです。
なので、テナントリテンションを高めることでオーナー様の賃貸マンション経営は上手くいくというわけです。
ポイント制などご興味持たれたかたは、お気軽にお問合せください!!