北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

みなさま、おはようございます。サムズアップの小西です。
前回のブログでは、内見は来るのに空室が埋まらないときに見逃してしまいがちなポイントをご紹介させて頂きました。
今はネット使い、ある程度物件を絞ってから内見される入居者が多いので、内見される回数は少なくなったといえます。
だからこそ、少ない内見でも入居をしっかりと決めることのできる物件づくりを心がけていきたいものです。
そして、少ない内見でしっかりと入居を決めようと流行っているアクセントクロスを貼るなどリフォームをされている方もいらっしゃるかと思います。
これで入居者が決まったと思ったけれど、なかなか問い合わせが来ない・・・というオーナー様もいらっしゃるでしょう。
そこで、本日はリフォームしたのに入居が決まらないときに見逃してしまいやすいポイントをご紹介します!!

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1.アクセントクロスが部屋の雰囲気と合っていない
2.家賃を高く設定しすぎている
3.前の入居者の生活感が残っている
4.まとめ
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1.アクセントクロスが部屋の雰囲気と合っていない

差別化をするため、印象を良くするためにと張ってみたアクセントクロスは本当に部屋の内装と合っているでしょうか。
正直に申しますと、オーナー様は雰囲気がオシャレになったと満足されても、選ぶクロスによっては逆効果になっているケースが見られます。
アクセントクロスは、床・巾木・サッシ枠など変えられない部分の色味や質感に合わせて検討することがお客様に気に入ってもらえる部屋作りのコツです。
ただし、注意して頂きたいことは、見本帳だけを見て決めてしまうと、チグハグな部屋になってしまうということ。
グレーや茶色の巾木とアクセントクロスの組み合わせを考えるのは、意外と難しかったりします。
オーナー様ご自身のセンスに自信がなければ、入って頂きたい入居者層の女性に相談してみると良いでしょう。
弊社では、20代、30代、40代の方を対象に、どんな部屋に住みたいのかというアンケート調査を行っています。
なぜなら、オーナー様の好みの部屋と入居者が求めている部屋は違うことが多く、最新の流行を
どんな部屋にするのかという参考にして頂けると思いますので、お気軽にお問合せくださいませ。

 

2.家賃を高く設定しすぎている

リフォーム費用をかけて部屋をグレードアップしたから、その分、家賃を高くされたオーナー様もいらっしゃることでしょう。
せっかくリフォームしたのだから、自分が望む家賃にしたいと思われるのは当然のことでしょう。
しかし、注意して頂きたいのが、その家賃は相場よりも高くなっていないかどうかということです。
部屋を借りる人は、広さ・立地・家賃をあらかじめ決めてから部屋探しをされています。
バブル時代とは違って、現代の入居者は堅実になっていますから、捨て駅にリフォームしたからといって、予算を超えてしまう家賃の部屋を借りるという人は多くありません。
賃貸マンションが多くなっている今、入居者の希望されるレベルは非常に高くなっています。
部屋がきれいだということは特別なことではなく、むしろ当たり前のこととして考えられているほどです。
なので、リフォーム費用を家賃から捻出しようとされている方は、周辺の相場を見ながら、慎重に考えられてください!!

 

3.前の入居者の生活感が残っている

前の入居者がすぐに退去されたとか、きれいに使ってくれたからと、設備や床のクリーニングだけで次の入居者募集をされることはよくあることです。
しかし、床や設備に傷がついていたりなど、生活感が残ったままでは次の入居者は決まりにくくなります。
例えば、クロスは新しく張り替えて綺麗になっているが、床が変色していたり、家具を置いた後の凹みがある部屋があるとします。
また、前の入居者がつけたフックやシールもよくみる光景です。
他にも、トイレの黄ばみやキッチンや水栓周りの黒ずみ・水垢、浴室のカビなどが見受けられる部屋もあります。
部屋にこれらのものがあるだけで、成約率はぐっと下がってしまうのが現状です。
とくに、女性の入居者はこれらが残っている段階で、候補から外されていることも多いです。
口うるさくお伝えさせて頂いていますが、入居者にオーナー様の部屋でどんな生活ができるのかをイメージしてもらうことが内見の目的です。
誰かが住んでいたという雰囲気が残っているだけで、毛嫌いする方はたくさんいますので、是非ともご注意して頂きたいポイントとなります。

また、原状回復工事で部屋をきれいにすることができたからと安心してはいけません。
換気扇やエアコン、インターホンの汚れや埃にも注意を向けてください。
埃の溜まっているだけで、入居者した後のイメージを持つことが難しくなります。
そして、ベランダに目を向けて植木鉢の跡が残っていないか、ゴミが溜まっていないかを確認することも忘れないでくださいね。

 

4.まとめ

いかがでしたか?
入居者に選んでもらうためにしたことが、反対に入居者を遠ざけていることもあります。
部屋がきれいになったからと何もしないままに放置してしまい、結果、嫌われていることもあるでしょう。
リフォームしたから確実に入居が決まるというわけではありません。
入居者目線でのリフォームをすること、周辺相場を理解したうえでの家賃設定をすることが大切なことになります。
入居者あってのマンション経営なので、いかに入居者が喜んでくれるのか、満足してくれるのかということを追求していきましょう!!

オーナー様の賃貸マンションの周辺環境の調査や、年代別の入居者の住みたい部屋を知りたい!というオーナー様がいらっしゃれば、下記よりお問合せくださいませ。
http://www.thumbsup.jp/toiawase/