北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

みなさま、こんにちは!サムズアップの小西です。
前回のブログでは、リノベーションを築年数という視点から考えました。
建物の傷み方なども全然違っているので、マンションの状態を見たリノベーションをすることが最小のコストで最大の効果を出すためには必要だったというわけですね。
では、リノベーションに対する考え方は分かったけど、具体的にどうすればいいの?と疑問を感じられたオーナー様もいらっしゃることでしょう。
そこで、本日はデザインやカラーコーディネートについて、お話していきたいと思います!!!

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1.デザイン・カラーコーディネートのポイント
2.アクセントクロスを使うことのメリット
3.まとめ

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1.デザイン・カラーコーディネートのポイント

部屋の内装工事よりも、内見者がまず目にする外壁の工事が優先だと考えておられるオーナー様もいらっしゃるかと思います。
そんな方は少し勘違いをされているかもしれません。
優先順位の第一は「部屋」で、外壁やエントランスなどはその次で大丈夫なのです。
入居者が住むのは、エントランスではなく、お部屋です。
そこに付加価値を与えることが、入居者さんに満足してもらうためには、最も合理的なやり方ではないでしょうか。
そこで、お部屋のリノベーションをするときのポイントをご紹介していきます!!

①基本は見えている部分だけを変える
基本的にリノベーションするのは、壁や床、天井、建具など見えるところだけで十分です。

②設備は汚れていたらきれいにする
キッチンや浴室はシンプルに考えて、汚かったらきれいにしましょう。
キッチンなどは古くなって油汚れや変色が目立つ場合、新しい設備に取り替えたくなりますが、基本的には壊れていない限り現状のままで問題ありません。

③シートを貼って「化粧直し」をする
古い設備はそのままでいいと言わせて頂きましたが、キッチンの扉板や浴室の壁にはシートを貼って、変色をカバーしたり、デザイン性を強調することをオススメしています。

以上の3点は、特にご注意頂きたいポイントです。
入居者や内見者のことを考えると、設備も取り替えたほうがいいのかなと思いがちですが、演出次第では新品同様に見せることもできます。
デザイナーズマンションの内装など、参考にしてみてはいかがでしょうか!?

 

2.アクセントクロスを使うことのメリット

アクセントクロスとは、壁の一面だけにアクセントカラーを使用したもののことを言います。
最近では、このアクセントクロスを採用して、ライバル物件との差別化を図る部屋が増えてきました。
しかし、多くのオーナー様が、どんな色を選んで、部屋のどの面に貼ったらいいのかと悩まれています。

あまりオススメしないのは、狭い部屋に濃い色、暗い色のアクセントクロスを使うことです。
淡い色は膨張して見せる作用があるので、狭い部屋にはオススメできるのですが、濃い色、暗い色は小さく引き締めてみせる効果があるので、狭い部屋をより狭く見せてしまいます。
ダークな色は一見かっこよく、取り入れたいと思われがちな色ではありますが、狭い部屋の場合は逆効果になる可能性があるのです。
また、柄の入ったアクセントクロスを使う場合も注意してください。
かえって部屋や柄の魅力を半減させてしまう場合があります。

そして、アクセントクロスを採用する場合に意識して頂きたいのは、「2間」以上で使うことです。
1間は畳1帖の縦の長さのことで、だいたい180㎝くらいです。
たとえば、6畳であれば2間ある壁側に使い、8畳以上であればどこの面に貼っても圧迫感はないでしょう。
といいますのも、通常の4畳半は=1間半×1間半、6畳=2間×1間半、8畳=2間×2間だからです。
では、2間に達していない4畳半の場合はどうすればいいのかというと、濃い色や暗い色を避けて、明るく淡い色をお選びください。

また、アクセントクロスのほかにドアやクローゼットにカラーのシートを貼る場合は、ケースバイケースで考えていきましょう。
インテリアカラーの配色は無限にあるので、手っ取り早い方法は、いいなと思ったカラーコーディネートをそのまま真似することです。
ただし、広さによるルールがありますから、出来れば同じような間取りの部屋を参考にしてくださいね!!

 
3.まとめ

いかがでしたでしょうか。
複数の部屋をリノベーションされたときは、一部屋ずつ違ったデザインやカラーコディネートをされるようオススメしています。
それは、内見者にいくつもの選択肢を見せて、選んでもらうワクワク感を提供したいからです。
成約率を上げるためには、内見数を増やすことと、内見にかける時間を長くすることが大切なポイントになります。
一部屋ずつ違うデザインとカラーコーディネートにすることで、オーナー様のマンションへの内見数を増やすことも、滞在して頂く時間を延ばすこともできます。
色やデザインの好みは人によって様々ですから、複数のカラーバリエーションを用意しておくことで、興味をもってもらえる確率が高くなるわけです。
なので、複数の空室をお持ちのオーナー様は、従来通りの原状回復工事で同じ部屋に修復するのではなく、それぞれ違ったデザインやカラーコーディネートにされることをオススメしています!
サムズアップでは、たくさんの種類のデザインやカラーコーディネートをご紹介できますので、ご興味を持たれたオーナー様はお気軽にご連絡ください!!

みなさま、おはようございます。サムズアップの小西です。
前回のブログでは、手残りが増える賃貸マンションのリノベーションについて、ご紹介いたしました。
その中で、表層リノベーションという考え方をご紹介しましたが、すべての物件で表層リノベーションが効果的というわけではありません。
築浅のマンションと築古のマンションでは、リノベーションする場所も違えば、考え方が違ったりします。
本日のブログでは、築年数からリノベーションというものを考えていこうと思います!!

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1.築10年で考えるプチリノベーション
2.築15年を過ぎて考える表層リノベーション
3.築25年を過ぎたら考えるレトロリノベーション
4.まとめ

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1.築10年で考えるプチリノベーション

築10年から15年未満の物件であれば、「プチリノベーション」をオススメしています。
プチリノベーションでは、壁や床など目につくところだけをリノベーションします。
このプチリノベーションは、原状回復との組み合わせで行うと効果的でしょう。
例えば、部屋の壁の一面だけを、色味や模様のあるクロスにして、床には塩ビタイルを貼るのです。
また、「イケア」などで扱っているようなデザイン性のある家具を置いてみたりするのも良いでしょう。
つまり、通常の原状回復工事のときに、何点かだけポイントを決めるということです。

ただし、残念なことにプチリノベーションだけで、すぐに入居が決まったという事例は少ないのが現状です。
そこで、プチリノベーションに加えて、募集条件や家賃の見直しをすることをご提案しています。
ここで注意して頂きたいことは、むやみに家賃を下げたりしないということです。

まずはオーナー様の賃貸マンションのある地域の家賃相場を調べてみましょう。
最近では、新築物件の方が築10年の中古物件よりも安いということが多々起こっています。
中古物件が新築物件よりも、家賃が高いとすれば、みなさまはどちらの物件に住みたいと思いますか?
条件の見直しや家賃の見直しをして頂きたいのは、こういって理由があるからなのです。
もし、家賃を下げずに入居付けしたいという場合は、ライバル物件よりも魅力的なサービスや設備をつけるようにしましょう!
例えば、家電をプレゼントしたり、仲介手数料を半額にする値引サービスなどをオススメさせて頂いております。

 
2.築15年を過ぎて考える表層リノベーション

築15年を越えてくると、プチリノベーションではなく表層リノベーションをオススメしております。
壁、床、天井、建具などは、できるだけ現状のまま活かして、「貼る・塗る」というリノベーションスタイルです。
築年数の経過している物件はフローリングに傷がついていたり、色あせていたりしています。
なので、傷んだ床は交換したり、耐久性に優れている塩ビタイルを貼ります。

「貼る・塗る」というリノベーション手法ももちろん大切ではありますが、それ以上にデザインとカラーコーディネートには気をつかいましょう。
このように話させて頂くと、どんなデザインにすればいいのかと悩まれるオーナー様も多くいらっしゃいます。
しかし、必要なのは「オーナー様の好みの部屋」ではなく、「入居者が好む部屋」です。
私たちは、年に2回、20代~40代の男女に、どんな部屋が好みなのかを調査していて、各世代に好まれる部屋作りをさせて頂いております。
そのためにも、オーナー様の賃貸マンションの周辺には、どの世代のかたが住まわれているのかを知ることが必要になります。
これまでのブログでも何回も市場を知ることが大切ですと、お伝えさせて頂いていたのは、こういった背景があるからなのです。

お伝えさせて頂きたいことを簡単に言わせて頂くと、「万人受けする部屋」にはしないということです。
10人が10人「良い」という部屋を目指してしまうと、結果的に、平凡で無難な部屋になってしまいやすいです。
万人に好かれる物件にしないことで、立地や家賃の競争から抜け出すことができるのです。

と、ここまで部屋作りに対する考え方をご紹介させて頂きました。
ここからは、実際にどんなリノベーションをするのかをお伝えしていきます。
入居がなかなか決まらない理由として、「駅から遠いから」「バストイレが一緒だから」など、マイナスポイントが挙げられていることが多いです。
しかし、使い勝手の良さや駅からの距離が原因で入居が決まっていないわけではありません。
その証拠に、オーナー様の隣の賃貸マンションは満室のままということは、よくあることかと思いますし、既存の入居者も駅から遠くとも住んでくれているわけです。
つまり、オーナー様の賃貸マンションにある設備でもいいという人たちをターゲットにしていきましょう。

例えば、「3点ユニット」のリノベーションをされるオーナー様がいたとしましょう。
風呂とトイレを分ける工事をするには、約50万円のコストがかかります。
オーナー様としては、50万のコストを改修したいので、家賃を上げたいですよね。
ですが、今どき、風呂トイレが別だからといって、家賃を上げることってできませんよね。
どちらかと言えば、ようやく土俵に乗った感じかもしれません。
それなのに、家賃を上げるから、入居者が決まらないという悪循環に陥ってしまいます。
極端な話、古臭い間取りでも3点ユニットでも構いません。
古くても綺麗にして、魅力的な化粧直しの工事を施せばいいのです。

 
3.築25年を過ぎたら考えるレトロリノベーション

マンションでも木造アパートでも、築25年を経過すると、室内の設備に古臭さが残ってきます。
そんな築年数の古い物件には、アンティーク調の部屋に仕上げる「レトロリノベーション」をオススメさせて頂いています。
この工事は、塗装を中心としたものを行います。
例えば、壁や設備にペンキで塗装を施して、わざと荒い状態のままにしておき、古くて落ち着いた雰囲気を出すのです。
設備などは特に不具合がなければ、古いものをそのまま使って、低コストに収めるようにします。

例えば、3DKの築35年のマンションを新築同様にリフォームしようとすれば、設備の交換も含めて、1部屋300~400万円程度かかります。
さらに、キッチンや水回りの取替工事をするなら、原状回復ではなくバリューアップ工事となってしまい、修繕費としてではなく減価償却費として焼却していくことになります。
そんな広くて、古い費用がかさみそうな部屋こそ、レトロリノベーションが効果を発揮してくれます。
イメージとしては、アメリカのブルックリンスタイルの部屋作りでしょうか。
ご興味を持たれた方は、一度検索してみてください!!

さて、具体的なお部屋作りについてお話していきます。
例えば、3DKのマンションの場合、部屋を区切る内装壁や天井を取り払って、コンクリートがむき出しのスケルトン状態にします。
そのまま残すのは、キッチンと風呂、トイレ、床だけです。
レトロリノベーションでは、「貼る」ことはせずに、「塗る」作業だけで仕上げていきます。
その理由としては、「貼る」より「塗る」法が低コストだからです。
なので、かかる費用としては、解体と塗装がメインになります。
ほぼすべてを解体して間仕切りも取り払っているので、部屋は大きなワンルームになります。
最近では、DIYブームということもあり、入居者自らが部屋を作れるということに魅力を感じる入居者もいます。
あえて何もしないでおいておき、「自分好みの部屋を作れる!」というキャッチコピーを掲げて、そのままワンルームとして貸し出すのも効果的かと思います。

4.まとめ

いかがだったでしょうか。
リノベーションと一言で言っても、築年数や建て方によって変えた方がいいと分かって頂けたかと思います。
今回は、物件の特長を活かしてリノベーションをするということをご紹介しましたが、何より大切にすべきことは入居者に好まれる部屋を作るということです。
オーナー様の賃貸マンションの特徴や状況と、入居者が求めるニーズを合わせて考えた結果が、本日お話させて頂いたことにです。
ただし、注意して頂きたいのは、築年数〇〇年だから、このリノベーションなんだ!ということではないことです。
物件の状態によっては、たとえ築20年であってもプチリノベーションをした方が効果的な場合もあります。
ご自身の物件の状態にあったリノベーションをご希望されるオーナー様がいらっしゃれば、サムズアップまでお気軽にお問合せください!

みなさま、こんにちは。 サムズアップの小西です。
前回までのブログでは、空室対策をしているのに空室が埋まらないときに見落としているポイントをご紹介させて頂きました。
手間とお金をかければかけるほど空室が埋まりやすいことに間違いありませんが、あまりにも入居者の求めているものと違っていれば、空室はなかなか埋まらないことでしょう。
しかし、同じ空室を埋めるならば、お金をかけずに空室を埋めたいというのがオーナー様の本音ではないかと思います。
そこで、本日はリフォームをしても手残りが増えるリフォームについてご紹介していきます!

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1.物件の価値を上げながら「手残り」を増やそう!
2.リノベーション投資が節税対策になる理由
3.表層リノベーションというローコストリノベーション
4.表層リノベーションで得られる効果
5.まとめ

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1.物件の価値を上げながら「手残り」を増やそう!

私たちの仕事は、長い間空室が埋まらないとお悩みのオーナーである皆様のお話を聞くことから始まります。
そこでよくお聞かせ頂くのが、「空室を埋めたい」「収入を増やしたい」ということです。
しかし、注意して頂きたいのは「収入」と一言で言っても、家賃収入や利益、手残りなど色々と種類があるということです。
そこでご質問ですが、皆様は収入を増やしたいと思うとき、なにを思い浮かべていらっしゃるでしょうか。
きっと多くのオーナー様は「家賃収入を増やしたい」と言われるのではないでしょうか。
しかし、オーナー様が一番に重視すべき収入とは、家賃収入でなく、手残りであると私たちは考えています。
例えば、家賃収入は多いけれど、必要経費が多くて手残りがほとんど残らない賃貸マンションと 家賃収入は少なくても必要経費がほとんどかからず手残りが多く残る賃貸マンションがあるとしましょう。 皆様はどちらのマンションオーナーになりたいですか。
もちろん、手残りが大きいほうがいいとお考えになられることでしょう。
空室を少しでも早く埋めるために、積極的にリノベーションをされるオーナー様は多くいらっしゃいます。
しかし、いくら空室が埋まって家賃収入が増えたとしても、節税対策に無頓着なままでは、効果的に手残りを増やすことはできません。
せっかくリノベーションをするのならば、節税効果が見込めて、手残りが多くなるなり方をされてはいかがでしょうか。
これから手残りが多くなるリノベーションについて、ご紹介していきます!!

2.リノベーション投資が節税対策になる理由

一番いい節税対策は、リノベーションによる「再投資」です。
賃貸経営は物件を購入する、物件を建設する「一次投資」だけでは終わりません。
経年劣化によるダメージから逃げることはできませんので、必ず改修工事や修繕工事をする時期が訪れます。
つまり、ここでは「再投資」というものを、改修工事や修繕工事のことと定義させて頂きます。
そして、再投資をするときに「経費を使う」リノベーションをすることで、税金を減らし、手残りを増やすようにするのです。
この経費を使ったリノベーション工事に関しては、以下の章で説明致しますので、ここでは割愛させて頂きます。
経費を使ったリノベーション工事をするときにご注意いただきたいことは、経費は単年計上しかできないということです。
つまり、リノベーション工事をしたその年は大きく経費化することができても、翌年以降は経費化するものがなく、かえって税金が増える可能性もあるということです。
もし、そうなる時には外壁工事など別の経費を作って、一括償却をされるとよいでしょう。
他にも、空室が出るたびにリノベーションによる再投資をすることで、経費を増やし節税対策を行われるとよいでしょう。
このように、経費を使ったリノベーションをすることで、物件の価値を上げながら手残りを増やすことができるようになります。
そして、この相乗効果がリノベーション投資の最大のメリットとなります。

3.表層リノベーションというローコストリノベーション

ここまでリノベーション投資をすることが節税対策になるとお伝えしていますが、ほとんどのオーナー様は驚かれます。
そう言いますのも、マンション建築時の返済が残っているのに、追加で融資を受けて行うリノベーションをして、手残りが残るなんて考えられないからです。
なかには、「そんなうまい話があるわけない」と怪しまれたこともありました。

私たちが手掛ける表層リノベーションとは、簡単にご説明させて頂くと「原状回復工事にかかる金額の範囲内でのリノベーション」になります。
ここで注意して頂きたいのは、工事費用が原状回復工事と同じというわけではないということです。
2章でご説明させて頂いたように、節税効果を活用しているために原状回復工事の範囲内に収めることができているということです。
つまり、その点が一般的なリノベーションとは違っていると言えます。
私たちのリノベーションでは、老朽化により空室期間が長く続く部屋に対して、いかにローコストで再生工事を行い、息を吹き返させるかがキーポイントです。
例えば、不人気な「3点ユニット」を入居者受けするように変えようと思うと、まず最初に思いつくのはバストイレを別にする工事ですが、私たちは3点ユニットのまま表層にシートを貼るというご提案をさせて頂いております。
他の言い方をしますと、リフォームが「美容整形」だとすると、私たちのリノベーションは「化粧」です。 整形ほど大掛かりなことは一切いたしません。

ただし、化粧でも眉毛だけをしっかりと描く、口紅だけをきれいに塗るなどすると、不自然なメイクになってしまいます。
なので、どうせ化粧をするならば、全体的に手を加えたり、直したりすることでトータルバランスを良くしようとしますよね。
このように部屋も化粧と同じで、全体的に手を加えることでトータルバランスを良くして、より効果的にしていきます。
例えば、和室をフローリングに変えたのに、収納は襖のままといった中途半端なリフォームでは、ちぐはぐな印象を与えてしまうことでしょう。
そして、それでは家賃は上げられませんし、結局は入居者から選ばれない部屋になってしまうというわけです。

4.表層リノベーションで得られる効果

ここまでで、部屋を「修繕する」のではなく「再生させる」という考え方をお伝えさせて頂きました。
しかし、すべてを新品にするという考え方ではありませんので、ご注意ください。
次回のブログで詳しく説明させて頂くので、ここでは割愛しますが、単年度償却という節税効果のある再生投資をしていきます。
そして、この再生投資で得られる効果として以下のものがあります。

①ある程度まとまった工事費を支払ったとしても翌年の手残りが増える
②家賃を10%上げても満室になる

節税対策を考えたとき、設備が古いからといって新しいものに交換することは適当ではありません。
既存の設備に化粧直しを施す工事をしていきます。
その結果、部屋の魅力がアップし、家賃を上げることができ、入居者の属性が高くなるのです。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
リノベーションはお金がかかってしまいますので、実際にリノベーションをされるオーナー様は少ないのではないでしょうか。
しかし、本日お伝えさせて頂いたリノベーションだと、結果的には原状回復工事と同じ程度の金額で効果的なリノベーションを行うことが可能になります。
さらに手残りまで増えるという嬉しい特典までついてきます。
冒頭でもお伝えさせて頂いたように、オーナー様が本当に重視すべきは手残りではないでしょうか。
家賃収入が多くても、資金繰りに苦しまれているオーナー様も世の中にはたくさんいらっしゃいます。
空室が長く続いて困っているオーナー様には必見の空室対策だと思いますので、ご興味のあられる方は以下までお気軽にお問合せください!

http://www.thumbsup.jp/toiawase/

 

皆さま、おはようございます。サムズアップの小西です。
前回のブログまで、空室対策をしているのに、なかなか空室が埋まらないというオーナー様に向けたブログを書かせて頂いています。
リフォームもしたし、内見も増えた。だけど、入居が決まらないのはどんな理由があるのかを少しはご理解頂けたかと思います。
そして、今回のブログでは、最新の設備を導入したにも関わらず、なかなか空室が埋まらないというオーナー様のためにブログを更新させて頂きます!!

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1.それって入居者が欲しい設備ですか?!
①ケーブルTV
②ホームセキュリティ
2.人気ランキングに頼らない!!
3.入居者が求める設備を導入する
4.まとめ
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1.それって入居者が欲しい設備ですか?!

築年数が古くなった賃貸マンションの空室を埋めるために、まず思い浮かべるのがリノベーションではないでしょうか。
しかし、リノベーションとなると、費用が大きくなってしまうため、簡単に手を出せないオーナー様も多いことと思います。
そんなときに、検討されやすいのが設備の入れ替えや最新の設備の導入です。
追い焚き機能をつけてみる、インターネットを無料で使えるようにするなど、お部屋に手を加えなくても、入居者から選んでもらうためにできることはたくさんあります。
そして、設備を入れ替えることで長らく空室だった部屋が埋まったという事例も数多くあります。

しかし、一方で設備の入れ替えをしたのに空室がなかなか埋まらないとお悩みのオーナー様が多いのも事実です。
では、空室が埋まる設備と埋まらない設備は何が違うのでしょうか。
空室が埋まらなかったという事例を交えて、ご紹介していきます!!

①ケーブルTV
ある1ルームマンションのオーナー様がケーブルTVを契約して、入居者が無料で見られるようにされました。
ところが、効果はなく、一向に空室は埋まりません。
では、いったい何がいけなかったのでしょうか。
理由の一つとして考えられたのは、今の若者の多くはテレビを持っていないということです。
スマートフォンやタブレットで好きな番組や好きな音楽を見れる、聞けるようになったので、若者の生活の中にテレビは必要ないということですね。
スマートフォンを利用することの多い若者をターゲットと考えると、ケーブルTVではなく無料のWi-Fiを導入する方が喜ばれたことでしょう。

②ホームセキュリティ
オートロック付き女性専用マンションのオーナー様が全室ホームセキュリティを導入されました。
オーナー様は入居者に、より安心して頂くためのに導入されたのですが、その気持ちとは裏腹にホームセキュリティはほとんど使われなかったという事例がです。
入居者からすると、女性専用でオートロックもあるため、すでに十分安心されていたのです。

この事例からも分かるように、入居者のことを想っての取り組みにもかかわらず、入居者が本当に望んでいるものとは違っていることもあります。
悪い言い方にはなりますが、オーナー様の自己満足で完結してはいけません。
入居者にアンケートをとるなど、どんな設備を求めているのかを知ってから導入することをオススメしています。

2.人気ランキングに頼らない!!

上記で挙げさせて頂いた事例は、物件のターゲットとする人が本当に欲しい設備なのかを検証していないことが原因です。
「人気ランキングで上位」とか「オススメされたから」という安易な理由で導入してはいけません。
もちろん、ランキングを参考にすることは大切なことです。
しかし、オーナー様の賃貸マンションのある地域でランキングと同じものが求められているわけではないでしょう。
それ以上に、入居者層のライフスタイルを把握し、ニーズにマッチした費用対効果の高い設備を選ぶことが大切です。

では、一体どのようにして入居者層のライフスタイルを把握しましょうか。
先ほども少しお話させて頂きましたが、現在住まわれている入居者にアンケートをとるのも効果的でしょう。
マンションの満足度調査という名目で、マンションの好きなところや改善してほしいところなどを書いてもらうのです。
そのときに、あると便利だと思う設備という項目を記載しておくことで、入居者のリアルな声を聞くことができると同時に、空室対策としてどのようなことをすれば効果的なのかも明確になるというわけです。
さらに、オーナー様が直接渡されたり、回収することで入居者とコミュニケーションをとることもできます。
入居者との関係が良好なオーナー様は、アンケートを取らずとも、「こんな設備欲しいんです」とか「最近、換気扇の調子が悪くて・・・」という声を聞かれています。
いち早く要望を聞き、その要望に応えることで、入居者満足を高めることができますし、クレームになりそうな問題もクレームになる前に解決することで、オーナー様も入居者も満足できるマンション経営をなされていますので、参考にされてみてはいかがでしょうか。

しかし、忙しく時間が作れないオーナー様がいらっしゃるのも事実です。
そんなときには、入居者にアンケートを配らずとも、入居者層と同年代の不動産会社の担当者に聞いてみてください。
彼らは、日々入居希望者と接しているので、どんな設備を求められているのかを知っています。
ランキングに頼るよりも、不動産会社の方に聞かれる方が良い選択かもしれません。

3.入居者が求める設備を導入する

最近では、入居者の求めるものを前提にしたリフォームや設備の入れ替え工事が多くなってきました。
お金をかけなくても効果の出るリフォームが求められているのです。
簡単な事例をご紹介させて頂きたいと思います。
大学の近くに築25年の1ルームの賃貸マンションを持っているオーナー様がいらっしゃいました。
風呂、トイレ、洗面が一緒になっている3点ユニットを別々にする工事をさせて頂きました。
では、なぜわざわざ費用の掛かる分離工事をしたのでしょうか。
それは、最近の若者が3点ユニットを嫌う傾向が強いからです。
最後まで、最近の若者が好む部屋作りをするのか、3点ユニットをつぶして風呂・トイレ別という見せ方をするのかというところで悩まれていましたが、最後は3点ユニットをつぶす選択をなされました。

その選択をさせて頂いた理由として、ネットを最大限活用することを考えていたからです。
SUUMOやホームズなどポータルサイトは数多くありますが、どのサイトでも見られているのは写真と設備です。
「風呂・トイレ別」という表記にするだけで、入居希望者は増えるだろうと思い施工させて頂きました。
実際、このリフォーム工事は成功に終わり、すぐに入居が決まりました。

このように、リノベーションをする目的を明確に持ち、誰をターゲットとして工事をするのか。
この視点をもって、お部屋作りをされることをオススメしております!!

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
世間的には人気な設備かもしれませんが、その設備を導入することで簡単に入居が決まるわけではありません。
やはり入居者の目線に立って、どんな設備が喜ばれるのか、どんな部屋を望まれるのかを把握したうえでの取り組みが大切です。
これまでのブログを通じて、お金をかければ入居が決まるわけではないということを実感して頂けたのではないかと思います。
お金をかけるからこそ、どんな部屋にしたいのかを一度立ち止まって考えて、実際の工事をなされてくださいね!

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