北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

みなさま、おはようございます。サムズアップの小西です。
前回のブログでは、内見は来るのに空室が埋まらないときに見逃してしまいがちなポイントをご紹介させて頂きました。
今はネット使い、ある程度物件を絞ってから内見される入居者が多いので、内見される回数は少なくなったといえます。
だからこそ、少ない内見でも入居をしっかりと決めることのできる物件づくりを心がけていきたいものです。
そして、少ない内見でしっかりと入居を決めようと流行っているアクセントクロスを貼るなどリフォームをされている方もいらっしゃるかと思います。
これで入居者が決まったと思ったけれど、なかなか問い合わせが来ない・・・というオーナー様もいらっしゃるでしょう。
そこで、本日はリフォームしたのに入居が決まらないときに見逃してしまいやすいポイントをご紹介します!!

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1.アクセントクロスが部屋の雰囲気と合っていない
2.家賃を高く設定しすぎている
3.前の入居者の生活感が残っている
4.まとめ
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1.アクセントクロスが部屋の雰囲気と合っていない

差別化をするため、印象を良くするためにと張ってみたアクセントクロスは本当に部屋の内装と合っているでしょうか。
正直に申しますと、オーナー様は雰囲気がオシャレになったと満足されても、選ぶクロスによっては逆効果になっているケースが見られます。
アクセントクロスは、床・巾木・サッシ枠など変えられない部分の色味や質感に合わせて検討することがお客様に気に入ってもらえる部屋作りのコツです。
ただし、注意して頂きたいことは、見本帳だけを見て決めてしまうと、チグハグな部屋になってしまうということ。
グレーや茶色の巾木とアクセントクロスの組み合わせを考えるのは、意外と難しかったりします。
オーナー様ご自身のセンスに自信がなければ、入って頂きたい入居者層の女性に相談してみると良いでしょう。
弊社では、20代、30代、40代の方を対象に、どんな部屋に住みたいのかというアンケート調査を行っています。
なぜなら、オーナー様の好みの部屋と入居者が求めている部屋は違うことが多く、最新の流行を
どんな部屋にするのかという参考にして頂けると思いますので、お気軽にお問合せくださいませ。

 

2.家賃を高く設定しすぎている

リフォーム費用をかけて部屋をグレードアップしたから、その分、家賃を高くされたオーナー様もいらっしゃることでしょう。
せっかくリフォームしたのだから、自分が望む家賃にしたいと思われるのは当然のことでしょう。
しかし、注意して頂きたいのが、その家賃は相場よりも高くなっていないかどうかということです。
部屋を借りる人は、広さ・立地・家賃をあらかじめ決めてから部屋探しをされています。
バブル時代とは違って、現代の入居者は堅実になっていますから、捨て駅にリフォームしたからといって、予算を超えてしまう家賃の部屋を借りるという人は多くありません。
賃貸マンションが多くなっている今、入居者の希望されるレベルは非常に高くなっています。
部屋がきれいだということは特別なことではなく、むしろ当たり前のこととして考えられているほどです。
なので、リフォーム費用を家賃から捻出しようとされている方は、周辺の相場を見ながら、慎重に考えられてください!!

 

3.前の入居者の生活感が残っている

前の入居者がすぐに退去されたとか、きれいに使ってくれたからと、設備や床のクリーニングだけで次の入居者募集をされることはよくあることです。
しかし、床や設備に傷がついていたりなど、生活感が残ったままでは次の入居者は決まりにくくなります。
例えば、クロスは新しく張り替えて綺麗になっているが、床が変色していたり、家具を置いた後の凹みがある部屋があるとします。
また、前の入居者がつけたフックやシールもよくみる光景です。
他にも、トイレの黄ばみやキッチンや水栓周りの黒ずみ・水垢、浴室のカビなどが見受けられる部屋もあります。
部屋にこれらのものがあるだけで、成約率はぐっと下がってしまうのが現状です。
とくに、女性の入居者はこれらが残っている段階で、候補から外されていることも多いです。
口うるさくお伝えさせて頂いていますが、入居者にオーナー様の部屋でどんな生活ができるのかをイメージしてもらうことが内見の目的です。
誰かが住んでいたという雰囲気が残っているだけで、毛嫌いする方はたくさんいますので、是非ともご注意して頂きたいポイントとなります。

また、原状回復工事で部屋をきれいにすることができたからと安心してはいけません。
換気扇やエアコン、インターホンの汚れや埃にも注意を向けてください。
埃の溜まっているだけで、入居者した後のイメージを持つことが難しくなります。
そして、ベランダに目を向けて植木鉢の跡が残っていないか、ゴミが溜まっていないかを確認することも忘れないでくださいね。

 

4.まとめ

いかがでしたか?
入居者に選んでもらうためにしたことが、反対に入居者を遠ざけていることもあります。
部屋がきれいになったからと何もしないままに放置してしまい、結果、嫌われていることもあるでしょう。
リフォームしたから確実に入居が決まるというわけではありません。
入居者目線でのリフォームをすること、周辺相場を理解したうえでの家賃設定をすることが大切なことになります。
入居者あってのマンション経営なので、いかに入居者が喜んでくれるのか、満足してくれるのかということを追求していきましょう!!

オーナー様の賃貸マンションの周辺環境の調査や、年代別の入居者の住みたい部屋を知りたい!というオーナー様がいらっしゃれば、下記よりお問合せくださいませ。
http://www.thumbsup.jp/toiawase/

 

おはようございます。サムズアップの小西です。
これまでのブログで、入居率の上がる取り組みをご紹介させて頂いています。
そして、これまでに同じような取り組みをしたけど、なかなか入居が決まらないというオーナー様もいらっしゃるかと思います。
確かに、これまでご紹介させて頂いたことを実践して頂くことで確実に入居が決まるというわけではございません。
内見者への心遣いは、オーナー様の物件の魅力を最大限に引き出してくれています。
では、なぜ決まらないのでしょうか。
もしかすると、ちょっとした部分を見逃してしまっていたり、勘違いをしていることがあるかもしれません。
今回は見逃してしまいがちな箇所やうまくいかないパターンをご紹介させて頂きます。

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1.内見には来てもらえるけど決まらないとき
◆共用部が汚れている
◆ポップを貼りすぎている
◆部屋と家具の雰囲気が一致していないモデルルーム
◆照明がない
2.まとめ
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1.内見には来てもらえるけど決まらないとき

リノベーションをして、人気の設備を導入することで問い合わせがどんどん増えてきた。
そろそろ入居が決まるだろう・・・と思っていたのに、なかなか空室が埋まらないということはあると思います。
なぜ決まらないのか分からないというのがオーナー様の本音ではないでしょうか。
そんなときに一度チェックして頂きたいポイントがありますので、ご紹介させて頂きます。

◆共用部が汚れている
①ゴミ置き場に注意する
ゴミ置き場やポストの下に設置しているゴミ箱は特に注意してください。
ネット(網)でゴミ置き場を作っている物件も多いですが、ネットだけでは清潔にしておくことはできません。
専用ストッカーを用意して、こまめに掃除することを心がけてください。
また、集合ポストが古びてチラシが溢れていると、すさんでいるような印象を持たれてしまいます。
なので、チラシを捨てるためのゴミ箱を設置したり、空室のポストにはチラシが入らないようにプレートやガムテープを貼り付けるなどして、投函できないように工夫していきましょう。

②電球や蛍光灯が切れていないかをチェックする
エントランスが暗いのは禁物です。
午前中やお昼の時間帯だと特に気にはならないのですが、夕方以降に内見に来て下さるお客様もいらっしゃいます。
案内していてもオーナー様の物件が真っ暗になっていては、内見者の印象も最悪です。
暗くて不安を感じる物件と、明るくて安心感を与えてくれる物件と、どちらに住みたいですか?
夕方以降に物件に足を運び、電気がついているのかどうかの確認は定期的に行ってくださいね!

③エントランスや廊下に入居者の私物を置かせない
ベビーカーや傘、段ボールなど、入居者の私物が部屋の前に置かれている物件をよく見かけます。
私物を廊下に置かれてしまうと、内見者に入居者の質が悪いのかな・・・と悪い想像をされてしまいます。
もし廊下に私物を置かれている入居者がいるならば、注意分を入れて、室内に入れてもらうようにして下さい。
それでも室内に入れてくれないという場合は、玄関に傘立てを設置してみたり、荷物をかけれるような壁掛けフックなど設置しても良いかもしれません。

④まとめ
エントランスはマンションの顔となる部分です。
人の第一印象が出会って数秒で決まっているのと同じように、マンションの第一印象もエントランスで決まります。
なので、そこが汚れていれば、たとえどんなに良い部屋だったとしても内見者に良い印象を持って頂くことは難しいです。
たとえ、お部屋が魅力的であっても、エントランスが汚れていれば魅力は半減してしまいます。
お部屋だけ清潔にしておけばいいというわけではなくて、共用部にも気を配っていきましょう。

◆ポップを貼りすぎている
お金をかけずに手軽にできる空室対策として、ポップを貼り付けるというものがあります。
なので、つい室内のあちこちにアピールポイントを書いたポップを貼り付けてしまいがちです。
しかし、普通のエアコンにアピールポイントを貼ってみたりなど、ポップをつけすぎてしまうと内見者に不快感を与えてしまうことがあります。
一方で、ポップが少なすぎても物件の魅力が内見者に伝わらず、物足りなさを感じられることもあります。
長所をポップにまとめて、貼り付けるのはもちろん実践して頂きたいことです。
ですが、「あたりまえ」と思われていることを紹介しすぎると逆効果になるのでご注意ください。

では、どれだけポップをつけたらいいのか分からないという意見を頂戴することもあります。
そんな時は、家族の皆さまやご友人の方に一度部屋を見て頂いても良いかと思います。
何枚ポップを貼るのかが大切なのではなくて、内見者に不快感ではなく安心感を与えられるかどうかが大切なのです。
ですので、自分一人で判断するのではなくて、周りの皆さまと一緒に空室対策に取り組むことをオススメさせて頂いています。

◆部屋と家具の雰囲気が一致していないモデルルーム
空いているお部屋に家具や小物をレイアウトして、入居後のイメージを持ってもらうことで成約率は高くなります。
そして、成約になったら家具を次の部屋にレイアウトして・・・というように一つ家具を買うと使いまわすことができるので、比較的安い金額で空室対策をすることができるわけですね。
しかし、頑張る方向性を間違ってしまうオーナー様もいらっしゃいます。
例えば、学生向けのマンションに豪華な家具を置いていたり、ワンルームの真ん中にソファが置いてあったりなど。
ネットに掲載されている写真では良く見る光景ですが、それがオーナー様の物件と釣り合っているのかを考えておくことも大切です。

つまり、現実感のない家具を設置するのではなく、生活感をイメージできる家具を設置されることをオススメしています。
例えば、棚や体が全部映る鏡、カーペットなどが効果的かと思います。
なぜなら、「この部屋ならこんな生活ができるんだ!」など暮らしの参考になるからです。
豪華な家具を設置すればいいというわけでなく、身の丈に合った生活を想像してもらえるような家具を置いていきましょう!

◆照明がない
エントランスの電気のところでも、ご紹介させて頂きましたが部屋にも照明はあった方がいいでしょう。
内見の時に、部屋はきれいに保たれていても部屋が暗くてよく見えないというのでは意味がありません。
ブレーカを上げたら部屋の全部の照明がつくようにしておきましょう。
部屋の照明はオーバーが設置する義務はありませんが、内見者に好印象を持って頂くためには欠かせない対策となるでしょう。
照明は1つ3000円ほどで販売されているので、費用もそんなに掛かりません。
設置して、すべてのスイッチをオンにしておくことだけですので、オーナー様の負担がふえるわけでもありません。
入居が決まれば、空いている部屋に使いまわしてもいいですし、そのまま入居者にプレゼントしても構いません。

2.まとめ
いかがだったでしょうか。
オーナー様ご自身の賃貸マンションを振り返ってみて、該当するところはありましたでしょうか。
内見者も毎日生活する部屋を選ぶということで、部屋を決めることに慎重になっています。
だからこそ、照明をつけてみることや、エントランスの清掃をきっちり行うことが影響してくるのです。
内見者にオーナー様のマンションに入居することで、どんな生活を送ることができるのか。
この部分をイメージしてもらうことができれば、成約率はぐっと上がることでしょう。
空室対策を実践するときに忘れてはいけない視点として、持っておいてくださいね。

次回のブログでは、リフォームしたのに決まらないときのチェックポイントをご紹介させて頂きます!

おはようございます。サムズアップの小西です。
前回のブログでは、不動産の繁忙期を迎える前に空室を埋めるための準備をきっちりとしてくださいというお話をさせて頂きました。
しかし、繁忙期だからといって確実に空室が埋まるという保証は一つもありません。
もし埋まらなかったらリノベーションをして部屋の価値を上げることも検討していかなくてはなりません。
では、お金をかけることなく空室分の家賃をもらうことはできるでしょうか。
実はやり方はあるんです。
そこで、今回のブログでは空室があっても家賃保証をしてもらえる一括借上げ(サブリース)のお話をさせて頂きます!

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1.一括借上げって何?
2.一括借上げのメリット、デメリット
3.一括借上げで起こる問題
まとめ
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1.一括借上げって何?
賃貸マンションを経営する上で、最も怖いのは空室が出ることです。
例えば、家賃5万で3つ空室があるとしましょう。
すると、月15万円、年間では180万も損する計算になってしまいます。
にもかかわらず、空室があってもそのままにされているオーナー様は非常に多いのが現状です。
そして、本日ご紹介している一括借上げは、そんな空室のリスクを解決するのに役立ちます。

簡単に一括借上げを説明させて頂きますと、オーナー様の所有されている賃貸マンションを1棟まるごと業者が借りてしまいます。
そして、借りた部屋を入居希望者にまた貸しするのです。
つまり、オーナー様から賃貸マンションを借り上げた業者が、オーナー様に代わって入居者希望者に部屋を貸し出すわけです。

マンション1棟を貸し出しているわけですから、たとえ空室があったとしても一定の家賃収入を手にすることができるというわけです。

2.一括借上げのメリット、デメリット
先ほど空室があっても一定の家賃収入が入るとお伝えさせて頂きました。
メリットばかりの印象を持って頂けたかと思いますが、そういうわけでもありません。
むしろデメリットにばかり注目されてしまいます。
ここでは、一括借上げのメリットとデメリットの両面をお伝えしていきます!
導入を検討するときの参考として下さい!!

メリット
①空室リスク・滞納リスクの回避
賃貸マンションごと借りるので、その賃料に空室や滞納は影響することはありません。
つまり、極端な話をすると、すべての部屋が空いていたとしても毎月一定の家賃収入があるということです。
そして、収入が安定することで賃貸マンションを建てるときに借りたローン返済も安定することから、新築マンションを建てるときに導入されるオーナー様は多くなっています。

②管理業務を全て委託できる
空室リスク・滞納リスクの話と重複する部分もありますが、一括借上げでは入居者にとって借主となる業者が管理責任を負うことになります。
なので、オーナー様が管理業務などをする必要は一切ありません。
一言でいえば、オーナー様は賃貸マンションを建てるだけで、建築後の管理は一切することなく毎月お金が入ってくるというわけです。

③入居者トラブルがあっても当事者にならない
管理業務を全て委託できるでも説明させて頂きましたが、入居者にとっての大家さんは業者です。
家賃や退去をめぐるトラブルがあっても、オーナー様の負担になることはありません。
なので、たとえ業者が入居者とトラブルを起こしても、一定の家家賃収入は確保されるのです。
入居者とのトラブルに強いところも、一括借上げのメリットとなります。

デメリット
①家賃収入を最大化できない
業者がオーナー様と入居者の間に入るわけですから、保証料や手数料などを支払う必要があります。
なので、オーナー様の手元に入るお金は入居者が払った家賃から少し引かれていることになります。
しかし、管理業務を委託しているため、こればかりは仕方ないとしか言えません。
家賃収入を最大化させたいのか、空室ができたときに備えて一括借上げで家賃保証をしておくのか。
この辺りはオーナー様の考え方次第です。お悩みの際はご相談ください!!

②入居者を選ぶことができない
一括借上げでは、入居者の審査の業者が行います。
なので、オーナー様は入れたくないと思っている人でも、入居する可能性も十分に考えられるのです。
業者もトラブルを避けたいために、ある程度の基準を設けて入居者を選んではいます。
しかし、空室が多くては業者の利益も少なくなるので、少しでも入居率を高くすることを優先されることが多いのも事実としてあります。

③業者が倒産するというリスク
少しでも入居率を高くしようとしているという話と重複する部分ではありますが、業者も事業として一括借上げをやっているため、経営不振による倒産は十分に考えられることです。
そして、業者が倒産して困るのは、オーナー様だけでなく入居者も同じです。
一括借上げしてもらうとしても、安心できる会社にお願いすることをオススメしています。
私たちでも一括借上げをさせて頂くこともできますし、信頼できる企業を紹介することもできますので、ご興味のある方はご相談ください。

3.一括借上げでおこる問題
これまで一括借上げのメリットとデメリットをご紹介させて頂きました。
しかし、メリット・デメリット以上に一括借上げが問題視されているという報道を見たことのあられるオーナー様もいらっしゃることでしょう。
これまで一括借上げが問題視されてきた経緯には、オーナー様が不利となる契約を結られることが多かったからです。
賃貸経営のことを何も知らないというオーナー様が、業者の言いなりになってしまうことが原因でした。
ここでは、注意したいポイントや問題点を検証していきます。

①家賃保証の見直しについて
一括借上げの家賃保証は、提案時にX年間保証とされても、だいたい2年ごとの契約更新時に下げられることが多いです。
契約上も、経済事情の変化や周辺相場の変化によって、賃料を改定するということが盛り込まれています。
なぜ、こうなるのかというと、借上げ業者が貸主の立場であり、賃料の減額請求が認められているからです。
また、賃料の減額を断ると契約の途中であっても、解約されてしまうこともあります。
つまり、X年間ずっと同じ賃料を保証してもらえるわけではないということを頭に入れておいてください。

②原状回復費用や修繕費用
退去後の原状回復費用や、大規模修繕の際には、オーナー様の負担になってしまうことが多いです。
いくら借り上げてもらっているといっても、オーナー様が所有されているものなので、こちらは仕方がないでしょう。
問題とされているのは、業者の指定通りに工事をしないと、契約を断られるケースがあるということです。
さらに、相場よりも高い工事費を請求されることもあるので、費用の負担についてはかくにんを忘れないようにして下さい。
また、大手ハウスメーカーさんの一括借上げが提示する収支計画には、原状回復費や修繕費が含まれていないこともあるので、収支計画を鵜呑みにしないで、信頼できる人に見てもらうことも必要でしょう。

まとめ

一括借上げはあまり良い印象を持たれることは少ないです。
それは不動産の知識のないオーナー様を巧みに勧誘し、賃貸マンションを建てさせて利益を確保し、家賃保証額を短期間で下げていくという、一括借上げ業者が得をするような悪質なモデルが成立していたからです。
しかし、管理委託や空室保証など、外部委託を使った賃貸経営は経営に手が回らないオーナー様にとっては嬉しいサービスだと思います。

日本の人口が減少し、住宅の供給数が増えている現在では、一括借上げはオーナー様のお役に立てるのではないかと思います。
しかし、一括借上げの内容は会社や業者によって異なることが多いので、どの会社に依頼するのかを検討することは大切です。
ただ、築年数の経過する賃貸マンションを一括借上げしてくれる業者は意外と少ないです。
それは、築古年の賃貸マンションだと入居者が決まりにくいという現実があるからです。
サムズアップでは、これまでの経験やノウハウがあるので入居付けには自信があります。
なので、築年数が計画している賃貸マンションでも一括借上げをさせて頂いております。
一括借上げにご興味のあられるオーナー様は是非ともご相談ください!

新年あけましておめでとうございます!サムズアップの小西です。
ご挨拶が遅れましたが、昨年はブログをお読み頂きまして、ありがとうございました。
本年も皆様のお役に立てるような記事をアップしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

さて、新年1回目となる本日のブログは、入居者募集についてをお話しようと思います。
1~3月は、不動産業界の繁忙期と言われており、1年を通じて最も入退居の多い時期です。
繁忙期に向けて準備がしっかりできているかいないかで、結果は大きく変わるといってもいいでしょう。
なので、現在空室の多い賃貸マンションを持つオーナー様は、しっかりと対策をして頂いて、繁忙期をお迎え頂きたいと思っております。
では、その入居者募集についてのノウハウをご紹介していきます!!

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1.効果的な入居者募集の媒体を活用する
2.成約率をアップするお部屋作り
まとめ
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1.効果的な入居者募集の媒体を活用する
まず、一番大切なこととして、不動産業者への営業訪問があります。
不動産業者と関係を構築することで、オーナー様の賃貸マンションの紹介をしてもらえるようになるからです。
なので、基本的に、最初の営業訪問は、目につく不動産業者すべてに行き、物件の紹介依頼をしてください。
こうして紹介してもらえるように働きかけることで、入居者に選んでもらえるようになったとの声も実際にあります。

しかし、空室が出るたびに不動産業者を全て回るのは無理があります。
そんなときにどうするのかというと、積極的に募集してくれそうな業者かどうかを見極めることが必要になります。
だいたい見極めて、絞り込む業者の数は、全体の20%くらいがいいでしょう。
そして、その20%の不動産業者には満室になるまで毎週訪問を行なって、積極的に物件を紹介してもらえるように回りましょう!
また、残りの80%の不動産業者へは、毎週末に募集チラシのFAXを送ったあと、電話をしていきます。
このように、力の入れ具合を調整しながら、まんべんなく営業をかけていくことが大切になります。

さらに、不動産業者への訪問と合わせて、物件情報を広くお客様の目に触れさせるための広告についても、できることはすべてやりましょう。
媒体によっては、不動産業者の協力が必要になるものもありますので、業者に協力してもらえるのか確認しておくといいでしょう。
いくつか媒体を紹介させて頂きますので、参考になさってください!!

①不動産業者の店頭広告
募集チラシを店頭の窓ガラスや看板に貼り付けて募集する手法です。
通行人に広く周知することはできますが、そこを通る人にしか紹介できないのがデメリットでしょう。

②物件そのものに広告する
募集看板やのぼりを現地に備えておくのも効果的なPR方法でしょう。
募集看板を常時設置しておくことで近隣住民にPRすることができますし、くわえて、物件の詳細を掲載したホームページを作成しておくことでより詳細な情報を伝えることもできます。
とくに部屋に空きがある場合は、のぼりを設置して「現在募集中」であることを積極的にPRしてください。

また、募集チラシも積極的に活用していきましょう。
雨風がしのげるボックスを設置しておき、募集チラシを持って帰れるようにするのです。
こうしておくと、客付け業者の同行なしで物件に直接訪問されたお客様にも、もれなく情報提供できるようになります。

③レインズを利用する
レインズとは、宅建業者間で物件情報を共有するデータベースのことで、不動産売買や賃貸物件情報を検索することができます。
簡単に言うと、不動産業者が見るSUUMOやHOMESということです。
なので、不動産業者に客付けを依頼するならば、必ずレインズに情報を掲載してもらうように念を押しておくことが重要です。

④インターネット広告
インターネットを利用した広告手法には、主に2つのパターンがある。
1つは、募集を依頼した不動産業者のホームページに掲載する方法です。
そして、もう1つは、不動産専用のポータルサイトに掲載する方法です。

前者の不動産業者のホームページは、その不動産業者のことを知らない人がアクセスすることはほとんどありませんが、より詳細な物件情報を掲載できるというメリットがあります。
なので、募集看板と物件の詳細ページを連動させた募集方法に効果があります。
一方で、不動産専門ポータルサイトは、広く一般にも認知されているので、インターネットを利用して物件を探すユーザーがアクセスする可能性は極めて高い媒体となっている。
さらに、yahoo!やmsnなど他の情報系ポータルサイトにもリンクして情報が公開されるというメリットがあります。
ただし、登録されている物件が多すぎるために自分の物件が埋もれてしまうというデメリットがありますので、これら2つをうまく組み合わせて活用してください!

ほかにも賃貸情報誌に掲載することや、大学や専門学校と連携するなど、広告を利用する手法はたくさんあります。
何か一つを実施するというよりも、できるものは全て実施して頂くと、より効果は高いです。
一度、実践なさって見てください!!

2.成約率をアップするお部屋作り
入居者が決まるためには、まずお客様があなたの物件に興味を持ち、実際に内見してもらわないといけない。
この内見者の数と成約率には大きな相関関係があり、新築で約30%、中古で約20%が目安となります。
なかなか入居が決まらない部屋があったとしても、それは内見者の数が少ないことが原因かもしれません。
すぐに家賃を下げて入居を決めようとする前に、内見者の数を増やすための戦略を考えてみてはいかがでしょうか。
以下で、内見者を増やす戦略をいくつか紹介していきます!!

①エントランスの掃除
エントランスは建物の「顔」ということができます。
なので、エントランス周辺にゴミが散乱していたり、集合ポストからチラシが溢れていれば、イメージは非常に悪くなります。
定期清掃を行っていても、必ずしも清掃が行き届いているとは限りません。
入居募集中はできれば毎日、エントランスや共用部分の点検と清掃を行って、清潔さを保つようにしていきましょう!

②部屋の空気を換気する
ずっと空室になっている部屋の空気は、長時間締めきっているために悪くなりがちです。
なので、できることならば毎日空気の入れ替えをすることをオススメしています。
しかし、毎日実施するとなるとオーナー様にかなりの負担がかかってしまいますので、最低でも内見者が増える週末前、つまり、木曜日や金曜日には空気を入れ替えるようにしましょう。
そして、週末に一度の換気さえ難しいのであれば、洗面室やキッチンの換気扇をつけたままにしておくと良いでしょう。
もちろん電気代はかかってしまいますが、ずっと入居者が決まらないことから考えるとわずかなモノです。

また、夏場であるならば、キッチンやトイレ、洗面台の水を週に1度は流すようにして頂くことをオススメしております。
こうすることで、排水溝からの異臭を防ぐことができます。
また、水を流す方法以外にも、排水溝にラップをする方法も有効な手段の一つです。

③清掃済みの表示をしておく
トイレや玄関に「ハウスクリーニング済み」の表示をしておきましょう。
クリーニング業者が行ってくれいていることがほとんどですが、たまに表示のない物件を目にすることがあります。
あってもなくても、あまり影響はないと思われがちなことですが、この表示をしておくことで清潔感を効果的にPRすることができます。

④スリッパ
内見者はこれからお客様になるかもしれない大切な見込み客と言うことができます。
そんな大切な人をお迎えするわけですから、スリッパは必ず用意しておくと良いでしょう。
とくに、今の季節は床がかなり冷たくなるのでスリッパなしでは耐えられないということもあります。
内見者のことを気遣ったおもてなしが成約率を上げるための近道ということができるでしょう。

⑤POPを張りつける
案内を担当する不動産業者の営業マンは、案内する部屋を十分に説明できるだけの情報を持っているとは言えません。
それが、不動産業者の管理物件ではない場合は、説明してもらえていないと思って頂いても良いかもしれません。
日ごろから何百、何千の物件を扱っているわけですから、覚えてくれというほうが無理な話です。
しかし、内見者からすれば、案内してくれる担当者は何でも知っていると思っているわけですから、内見者からの質問に答えてくれない営業マンとは契約をしようとは思いません。

そこで、物件についてアピールしたい点やよく質問される事柄について、あらかじめPOPを作成して部屋の要所に貼っておきましょう!
こうすることで、内見者が知りたいことや物件のPRポイントを確実に伝えることができるようになります。

⑥オーナー様からの手紙
内見時の最後の手段となりますが、オーナー様から直接メッセージを伝えるのも効果的です。
手紙は営業マンから手渡ししてもらっても構いませんし、確実に読んでもらうために部屋に伝えたいことをPOPにして貼り付けておいても構いません。
このように、オーナー様からの手紙によって、親しみやすさを伝えることも成約率アップには非常に効果のある手法となります。

まとめ
不動産業界の繁忙期にあたるこの時期に、制約率をアップさせる方法をお伝えさせて頂きました。
少し手間がかかってしまいますが、どれも簡単なことばかりで難しいことはありません。
オーナー様の賃貸マンションを満室にするためには、お金をかけなくてもいいのです。
入居者が求めているのは、きれいな部屋ではなく、その部屋に住むことでどんな暮らしができるのかということです。
なので、大切なことは、内見者のことを気遣ったPRや準備をしておくことです。
そして、オーナー様の物件に住むことで、どんな生活を送ることができるのかをイメージしてもらうことです。
この視点を大切にして、本日ご紹介させて頂いた方法を実践なさってください!!
もし忙しくて実践する余裕のないというオーナー様や面倒だから代わりにやってほしいというオーナー様がいらっしゃれば、サムズアップまでお問合せくださいませ!

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