北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

おはようございます。サムズアップの小西です。
前回はちょっとした小道具を使うことで、内見者に気に入ってもらえる部屋を作るノウハウをお伝えさせて頂きました。
これらのノウハウを活用することで、オーナー様の賃貸マンションの成約数は増えていくことでしょう。
もちろん、空室期間を短くするためにリフォームされたオーナー様もいらっしゃることだと思います。
本日はリフォームを検討されている方、リフォームを始めたばかりの方に向けた記事を書いていきます!

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1.リフォーム期間中に成約をとるためにできること
2.プレゼントで最後のひと押し
まとめ
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1.リフォーム期間中に成約をとるためにできること

リフォームの期間を少しでも短くしたいとお考えのオーナー様はいらっしゃるのではないでしょうか。
長い間入居されていた後のリフォームだと、完了するまでに2週間ほどかかることがほとんどです。
たかだか2週間と思われる方もいらっしゃるでしょうが、この2週間は大きな機会損失であるということを忘れてはいけません。
空室期間を短くしようと努力されているオーナー様はたくさんいらっしゃいますが、リフォーム期間中は何もできないと諦められているオーナー様が多いのも事実です。
しかし、リフォーム期間中にもできることはあります。
ご紹介させて頂きますので、以下をご参照ください!!

◆完成した時のイメージ(パース)を作る
リフォーム期間中の募集をするのは、パースを作るところから始まります。
まだリフォームが完成していないのにパースを作れるわけがない!と思われた方もいらっしゃることでしょう。
では、どのようにしてパースを作成するのか。以前のリフォーム時に撮影した写真を使用するのです。
リフォーム中は、壁のクロスが剥がれていたり、畳が撤去されていたりと、内見には不向きの環境です。
しかし、パースを作っておくことで、内見者も完成後のイメージを用意に抱くことができ、リフォーム中にもかかわらず入居申し込みや成約をとることができるようになります!

◆パースは不動産屋にも渡すこと
パースが完成したら、不動産屋にも渡しに行きましょう!
渡すときはA4用紙1枚に4つずつ写真を貼り付け、3枚1セットにするとよいでしょう。
そして、実際の内見時にはパースを見ながら説明して頂くように伝えてください。
部屋の中のイメージをパースで作ってもらい、外観やエントランスは実際に見て頂く。
この流れはリフォーム期間中以外にも実践することができます。
入居者から退去連絡をもらったら、すぐにパースを作るのです。
そうすることで、退去後すぐに入居申し込みを頂けるというケースも多々見ています。

◆リフォーム中だからこそできる差別化
リフォーム中であることを強みに変えることもできます。
それは壁紙などを入居者自身に選んでもらうことです。
内見の際、内見者が完成後のイメージを作りやすいように、パースと一緒にクロスやCFの見本を置いておくのです。
「入居を決定して頂ければ、お好きな壁紙を選んでいただけます」という言葉を添えておくだけで効果は絶大です。
このときに置いておくクロスなどは、一般的な原状回復時に使用するクロスと同じくらいの価格のもので構いません。
入居者にしてみれば、賃貸でありながら自分好みのリフォームができるわけですから、効果的な取り組みとなることでしょう。

ここまでご紹介させて頂きましたが、ご注意頂きたいのは、リフォーム期間を短くすることばかりを考えないでほしいということです。
期間を短くして原状回復しきれていない箇所があるというのは一番もったいないです。
それならば、しっかりとリフォームをして、リフォームをしている間に内見者の方がときめく物件の資料を作ってください。
いち早く募集をすることができますし、リフォームをしっかりとすることができるので経年劣化などを防ぐことにもなります!
同時進行でやっていくことを意識してくださいね!!

2.プレゼントで最後のひと押し

パースでの募集で入居の問い合わせを頂くためには、日々の暮らしをイメージしてもらうことが大切です。
そこで、パースの中にプレゼントする設備などを書いておくことよいでしょう。
前回の照明の部分で少しご紹介しましたが、時期や条件によってはプレゼントは成約を決めるうえで大きな後押しをしてくれます。
プレゼントを効果的に使うことで、築古年の家賃相場よりも高い物件を満室にされているオーナー様もいらっしゃいます。
一般的に喜んでいただけるものは、生活に密着した設備であることが多いです。
例えば、「エアコン」「ガスコンロ」「照明」「カーテン」。
このほかにも、内見者の声を聞いて、予算や今後長く使えるものかどうかを考え合わせながら対応されると良いでしょう。

何かをプレゼントするという方法は、空室が何部屋もあり、少しでも早く埋めたいという時に効果的です。
ガスコンロはセールの時期だと5,000円もあれば購入することができます。
カーテンは部屋を見たときにインパクトを与える差別化要因として活躍してくれます。
もちろん、プレゼントしなくても入居が決まるなら、それに越したことはありません。
機会損失を少しでも少なくしたいオーナー様はパースにプレゼントを盛り込むことを検討してください。
また、空室期間が長いというオーナー様はプレゼントを部屋に置いてみてください!

まとめ

内見者に見せる部屋がなくても、入居の問い合わせを頂くことが可能だということをご理解頂けたでしょうか。
リフォーム中だから成約にならないというのは、オーナー様の勘違いだったのかもしれません。
いつでも、どんな状況でも、入居の問い合わせを頂くことも成約をとることもできるのです。
そのためには、前々から準備しておくことが必要不可欠です。
そして、事前に準備しておくことは空室対策になるだけでなく、オーナー様ご自身の資産管理にもなります。

今オーナー様の賃貸マンションが満室だったとしても、いずれ空室ができることでしょう。
機会損失の考え方をしっかりと理解しておき、いつでも満室経営を実現していきましょう!!

おはようございます。サムズアップ小西です。
前回はなるべくお金をかけずに、オーナー様の賃貸マンションのイメージアップさせる方法をお伝えしました。
入居者目線で、ご自身の物件を見ていくことが大切だとお伝えさせてもらったかと思います。
この考え方は、マンション自体を考えることにも役立ちますし、入居者さんが住まれるお部屋についても同じことが言えます。
そして、今回は内見者にも入居者にも気に入ってもらえるお部屋のイメージアップについて、お話していきます。

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1.小道具でプチモデルルーム化
2.照明はメリットたっぷり
3.内見を勝ち抜く、成約率をアップさせるお部屋作り
まとめ
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1.小道具でプチモデルルーム化
ちょっとした小道具を使用することで、お部屋をイメージアップさせたり、内見時の印象を良くしたりすることができるようになります。
これから紹介させて頂くことを実践することで、成約率を上げることが可能になります。
費用のかからないもの、そして、一度購入すると長く使えるものを紹介させて頂くので、一度試されてみてください!

◇芳香剤
内見に来たときの臭いは意外と気にされる方が多いです。
そこで、お部屋に入ったときにほのかに良い香りが漂ってくるように、玄関やトイレなどに置いておくと効果的です。
芳香剤にもたくさん種類がありますが、上部キャップ部分が増加になっている芳香剤があります。
普通の芳香剤よりも少々値は張りますが、香りだけでなく見た目も良くなりますので、内見者の視覚も嗅覚も刺激していきましょう!

◇造花
芳香剤でも少し触れましたが、造花を置くだけでも、お部屋のイメージは明るくなります。
何もないお部屋はどうしても殺風景になってしまうので、造花をアクセントにするというわけです。
造花はホームセンターや100均など、お手頃価格で購入することができます。
ちなみに、実際に内見された方や入居された方、不動産会社に聞いても、なかなか好評です!!

◇カーテン
カーテンは、殺風景なお部屋のイメージアップに最適です!
例えば、日の当たらないお部屋なら、オレンジや黄色の明るい色のカーテンをつけることで、明るく温かい雰囲気を演出できます。
狭いお部屋の場合は、青色などの寒色系のカーテンを使って、少しでも広く開放感を感じれるようにします。
また、夏には青色などの寒色系、冬にはオレンジなどの暖色系を使うなど、季節に合わせるのも一つの方法です!

2.照明はメリットたっぷり
照明はイメージアップに最適です。
通常、照明器具は入居者が持ち込んで取り付けるので、内見時には照明はないことも多いですが、照明をつけておくことのメリットはたくさんあります。
では、照明を取り付けておくことのメリットをご紹介していきます!

◇室内のイメージアップ
内見時、お部屋に入った瞬間の印象付けは重要です。
内見の時に、不動産会社と内見者が一番初めにすることはなんでしょうか?
そう、ブレーカーを上げることです。
その瞬間にパッとお部屋を明るく照らし出してくれるのか、それとも薄暗いままなのか。
あなたはどちらのお部屋に良い印象を持たれますか?
この方法は内見者にインパクトを与えることもできますので、オススメさせて頂いております!

◇夜でも内見が可能になる
照明を取り付けることの最大のメリットは、夜でも内見ができるようになることです。
部屋探しをしている方の中には、仕事帰りなど暗くなってから内見される方も意外と多いです。
また、日中でも雨の日や曇りの日など、辺りが薄暗い時の内見もよくあることです。
このような辺りが暗い時に内見に来られた方が部屋を見に来た時、照明がなければ内見になりません。
照明がなかったがために、他の物件に入居を決められる内見者もいるほどです。
そうならないためにも、照明を設置することは大切なのです。

◇入居者へのプレゼント
全てのケースというわけではありませんが、家賃などの条件によっては、照明を入居者にプレゼントすることも有効的です。
入居者に初期費用の軽減を印象付けることができ、成約率も上がることでしょう。
プレゼントしない場合でも、入居決定後に取り外して、他の空室に使いまわすこともできます。
一つだけでも照明をご購入されるのはいかかがでしょうか。

3.内見を勝ち抜く、成約率をアップさせるお部屋作り
お部屋のイメージアップと並行して、内見に備えた小道具も用意しましょう!
小道具を使うことで100%成約につながるとは言い切れませんが、内見者がお部屋を見に来た際、他の物件との差別化をアピールできることでしょう。
さらに、どれも使いまわしができるものなので、金額的に大きな負担になることはありません。
また、入居者は通常、複数の不動産会社で、いくつかお部屋を見られてから契約する部屋を決められます。
その中で選ばれるためには、内見の際にオーナー様のお部屋やその特徴を強く印象付けることも大切になります。
では、その方法をご紹介していきます!

◇キーボックス
キーボックスはお部屋に設置するものではありませんが、内見者の数を増やすことができるようになります。
通常、空室の鍵は不動産会社が預かっているか、オーナー様自らが持っています。
したがって、鍵を持っていない不動産会社は、鍵を持っている不動産会社かオーナー様のところまで鍵を取りに行くことでしょう。
もし、不動産会社が休みの日だったら?もし、オーナー様が留守のときだったら?
そうなると、内見ができなくなってしまい、チャンスを逃してしまいます。
そんなときに、キーボックスの暗証番号を教えておけば、鍵の受け渡しの手間を省くことができますし、スムーズに内見をすることができるようになります。
内見をするときに、電話で連絡を一本してもらうことで、一日に何件内見があったのかを把握もできます。
キーボックスはホームセンターに行けば色々な種類が売られていて、値段も様々です。
そして、一度購入すれば半永久的に使いまわしができるので、おススメさせて頂いております!!

◇スリッパ
内見に来た時には、お部屋の中がクリーニングしてあっても、内見者は床が気になるものです。
また、汚れへの対処にはもちろんのこと、冬などのは床の冷たさから守ってくれます。
このように、スリッパがあると他の物件とは違うと思って頂きやすいです。
ちなみにですが、不動産会社にも、わざわざスリッパを持参している所もあるくらいです。
小さなことではありますが、気にかけて見られてはいかがでしょうか。
スリッパもホームセンターなど低価格で販売されています。
ただ、何度も使うものですし、内見者をお迎えするものでもあるので、安っぽすぎるものは避けた方がいいかもしれません。

◇ポップ
スーパーや電気量販店など様々なところで、「店長オススメ!」のように簡単なキャッチフレーズが書いてあるのを見たことがあると思います。
それと同じことは、オーナー様のお部屋でもすることができます。
ポップを置いておくことで、オーナー様の物件の特長を端的にアピールすることができますし、内見時の滞在時間を長くすることが可能になります。
ポップの例をいくつか紹介させて頂きますね!

「部屋のフローリングはワックスでピカピカ!!」
「大きな窓でとても明るいお部屋です!!」
「広いベランダで洗濯物もたくさん干せます」
「浴室乾燥機で女性も安心して洗濯物が干せます!」
「畳には、保湿・断熱の効果があります」

などなど、たくさんあります。
ネットで調べてもたくさん出てきますので、一度検索されてはいかがでしょうか。

◇オーナー様からの手紙
内見者は複数の物件を見ることになります。
家に帰るころには、せっかく用意しておいたオーナー様の気遣いやポップによるPRも忘れてしまっていることが多いでしょう。
そこで、家に帰ってからでもオーナー様の物件を思い出してもらい、アピールすることができるツールがあります。
そう、オーナー様からの手紙です。
手紙と言っても気負う必要はありません。
手紙に盛り込んでおきたいポイント4つを以下で紹介させて頂きます!!

1)内見のお礼
たくさんの物件の中から、自身の物件を見に来てくれたお礼を述べます。

2)物件の特長と周辺環境
物件の近くにスーパーやコンビニがあるなど、物件のメリットを上げていきます。
このとき、一言でいいので、より詳しい情報を付け加えておくといいでしょう。

3)物件周辺の地図
物件の位置と、生活に必要な施設にマーカーで印をつけておきます。
2)の周辺環境を目で分かるようにするイメージです。

4)お部屋の設備案内
クーラーなどの設備の案内ともに、電気容量や安全面など生活のための情報も一緒に記述しておくと、オーナー様の気遣いが強調されます。
デメリットについては、一言コメントとして、フォローしておくといいでしょう!!

まとめ
リノベーションをしなくても、お部屋の特徴を内見者の立場になって紹介してあげることで、成約率を上げることができるようになります。
空室対策はお金がかかるものと思われているオーナー様も多いかと思いますが、実はそうではないんです。
内見者に響くポイントをしっかりと押さえた見せ方をすることが重要なのです。
もしリフォームをするとしても、今の入居者はどんな設備を欲しがっているのかを考えることで、意味のあるリフォームをすることができるでしょう!

おはようございます!サムズアップの小西です。
先日はリフォーム代を捻出する考え方をお伝えさせて頂きましたが、なるべくお金はかけたくないというオーナー様の方が、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お金をかけずに賃貸マンションの物件力を高めるリフォームのお話をしていきたいと思います!!

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1.入居者、内見者の視点で考える
2.掃除を徹底して印象をアップさせる
◇共用部分
◇放置荷物、放置自転車
◇室内の掃除
まとめ
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1.入居者、内見者の視点で考える
すぐに取りかかれて入居率アップと入居者満足につながる改善策についてお話する前に、住む人の目線で賃貸マンションのことを考えてみてください。
やってしまいがちなのが、オーナー様の目線、つまり、主観的に物件のことを捉えてしまうことです。
重要なのは、物件に住む入居者の目線、すなわち、客観的に見ることです。

例をひとつあげてみましょう。
家賃は30,000円と安いけれども、見るからに掃除が行き届いていないような汚いアパートがあったとします。
オーナー様からすると、管理会社に頼む費用がかからないし、自分も管理する手間が省けるので楽なことでしょう。
しかし、入居者の目線から考えると、薄汚れているアパートよりも綺麗なアパートに住みたいと思うのが普通でしょう。
家賃が相場よりも安いからと住みたいと考えられる方もいることでしょうが、それに甘えて何もしないと、その家賃さえも適正価格ではなくなってきます。
まずは一度、ご自身の賃貸マンションを入居者、内見者の目線で観察することをオススメさせて頂いています!!

2.掃除を徹底して印象をアップさせる

オーナー様のやるべきことの真っ先に挙げられるのは掃除です。
「アパート・マンション経営は掃除に始まり、掃除に終わる」と言われるほど、とにかく掃除は大切なのです。
賃貸マンションではありませんが、大手テーマパークやコンビニ、小売店など接客優良企業と呼ばれるところは、どこも掃除を徹底しているのは周知の事実です。
それくらい掃除は大切なことなのです。
そして、自分で掃除をすることで、お金も一切かかりません。
実は、こまめに掃除をすることで、たくさんのメリットを享受することができるのです。
建物の傷んでいる所や、短所・長所がさらに良く見えるようになります。
入居者とお会いする機会も多くなります。入居者とコミュニケーションを図ることができると、入居者からも好印象を持って頂けますし、高い稼働率を維持する上でも役に立ってきます。
それでは、掃除のポイントを紹介していきます!!

◇共用部分
ここは、電灯が切れていないかをチェックし、エントランスや共用廊下などをきれいに保ちます。
エントランスにはまず、郵便受けのそばに不用チラシ用のゴミ箱を設置することは、エントランスをきれいに保っておくことに一役買ってくれます。
毎日のように投入されるチラシは、不要なものが多く、入居者の方も部屋まで持って帰って捨てるのは面倒です。
そのときにチラシを落として、エントランスに散乱しているということも多くあるパターンです。
ゴミ箱を一つ置くだけで、チラシやチリの散乱をかなりの割合で防ぐことが可能になります。
そのときに一つ注意して頂きたいのが、ゴミ箱を定期的にチェックすること。
ゴミ箱がパンパンであふれていると、かえって物件の印象を悪くしてしまうこともあります。
定期邸にチェックして、処分することを忘れないようにして下さい!

共用廊下や階段も、エントランスと同じくらい定期的にこまめに掃除をする必要があります。
とくに、見落としてしまいがちなのが、天井の隅っこなどです。
蜘蛛の巣が張っていたりすると、内見者から手入れが行き届いていないと思われてしまうかもしれないので、要チェックポイントです。

◇放置荷物、放置自転車
共用廊下に荷物が置いてあったり、自転車置き場が乱雑で放置自転車まであると、物件は必然的に汚く見えてしまいます。
自転車置き場については、放置自転車の処分と同時に、常にきれいに並んでいるように整理整頓を心がけてください。
たとえば、物件専用の自転車シールをつけることで管理がぐんと楽になります。
学校の自転車置き場を思い出して頂くと分かりやすいかと思いますが、自転車を利用している生徒はシールを貼らされますよね。
そうすることで、放置自転車とそうでない自転車を見分けているのです。
駅前の駐輪場とか、塾とかもそうでしょう。
一度試してみてはいかかでしょうか。

また、共用廊下に荷物を置かれている入居者への対応の仕方としては、2001年に発生した新宿の「歌舞伎町ビル火災」を例にして説明すると、比較的納得して頂きやすいです。
このビル火災では合計44名の方が亡くなられているのですが、その大きな原因は避難用の階段や共用廊下に荷物が置いてあったことです。
これをうまく利用して、「消防署の点検があり、共用廊下の荷物について警告を受けました。次の検査が1か月後にあるので、申し訳ありませんが、速やかに撤去してください」と入居者にお知らせしてみてください。
意外にも、すぐに効果は表れてくれることでしょう!

◇室内の掃除
空室になっている部屋に関しては、いつ内見があっても困らないよう、掃除とワックス掛けを怠らないようにします。
そして、空室になって期間が経つと、排水溝などから嫌な臭いがすることがありますが、これは定期的に水を流すだけで解決することができます。
部屋内も埃がたまって汚れてくるので、定期的な掃除を忘れないでください。
空室が目立っていた物件も、「こまめに」「定期的に」「徹底して」掃除をすることで、空室が埋まったという事例もあります。
基本的に、掃除はオーナー様自らしていただくことをオススメしています。
しかし、時間の都合やご自宅から物件までが遠いなど、ご自身で掃除できないこともあるかと思います。
そんなときは、お金はかかりますが、業者に依頼することで掃除をすることができます。
どんなカタチであれ、掃除は欠かさずにやってくださいね!!

まとめ

オーナー様の賃貸マンションのイメージアップさせるためには、ご自身の目線ではなく、入居者の目線を意識することが必要不可欠です。
入居者の目線から物件を眺めているだけで、「エントランスに埃が溜まっているな」とか「マンション周りの雑草が目立っているな」とか、今まで見えてこなかった部分が見えてくることでしょう。
そうした気づきと改善を繰り返すことで、オーナー様の物件力はどんどん高まっていきます。
小さな事かもしれませんが、これが一番大きなことなのです。
「小さなことからコツコツと」「継続的に」やっていきましょう!!!

次回のブログでは、部屋のイメージアップ戦略をお伝えしてきます!

 

おはようございます!サムズアップの小西です。
先週はオーナーさんの賃貸マンションの周辺環境や競合を調査することが、空室対策になるとお伝えしました。
周辺を知ることで、効果的なリノベーションを実施することができたり、募集戦略を練り直すことができるからです。
さて、市場にあった物件にするためにリノベーションをすることは、かなり効果的ではありますが、その費用を捻出するのが難しいとお困りのオーナー様も多いのではないでしょうか。
そこで本日は、リフォーム代金を作り出す考え方について、ご紹介していきたいと思います!!

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はじめに

1.機会損失をリフォーム代に!!!

2.家賃を上げる!!!

まとめ

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はじめに

周辺環境を知ることの大切さを前回のブログでお伝えしています。
周辺環境を知ることは、他の物件と「差別化」するためです。
差別化とは、「競争相手が真似できないような意味のある違いを生み出すこと」と定義されています。
では、差別化をしなければどうなると思いますか?
差別化されていない商品は、売れ残ってしまうか、価格の値下げ競争に巻き込まれてしまいます。

この「差別化」は、物件においても同じです。
つまり、空室対策には「差別化」が必要なのです。
普通、入居者は部屋を探すときに不動産会社を訪ねて、いくつかの物件を確認したうえで、物件を選びます。
そこで選ばれる物件となるために必要なのが、差別価というわけです。
エントランスをきれいにすることや、管理が行き届いているなど、差別化にも色々な種類があります。
今回のブログでは、「リフォームで差別化を図りたい!でも費用を捻出できない・・・」とお困りのオーナーさんに向けて、リフォーム資金を生み出す方法をご紹介します!!

1.機会損失をリフォーム代に!!!

オーナーさんの賃貸マンションの平均空室期間はどれくらいでしょうか?
空室ができてもすぐに埋まるという方もいれば、一度空室になったら半年は埋まらない…という人もいることでしょう。
機会損失をリフォーム代にするというのは、この平均空室期間を知るところから始まります。

例えば、家賃5万円で平均空室率3カ月の物件で退去されたとしましょう。
5万円の部屋に3カ月間誰も済まないわけですから、5万円×3カ月=15万円の機会損失になります。
機会損失という言葉に馴染みのないオーナー様のために、簡単に説明させて頂くと、「損した金額」のことです。
上の例で言いますと、入居者がついていれば、3カ月間毎月5万円の収入が入るはずなのに、空室のため収入が入らない。
つまり、15万円の収入を損しているというわけです。
「損するくらいなら、そのお金をリフォーム代にしてしまおう!!」というのが、機会損失をリフォーム代にするという考え方です。
またまた上の例で説明してみます。
平均3カ月間空室になることがわかっています。
では、この空室を1カ月に縮めることができるのなら、その差額は15万円-5万円=10万円となります。
つまり、この10万円をリフォーム代とするわけです。
この考え方のメリットとしては、リフォームしているので家賃を上げることができるかもしれないということです。
また、一度リフォームしているので、たとえ退去されたとしてもほかの部屋と比べて早く空室が埋まります。
もしオーナーさんの賃貸マンションの平均空室期間が長いというのなら、この積極的なリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

2.家賃を上げる!!!

この考え方は、リフォーム後に家賃をアップすることで、リフォーム代や設備投資費を回収しようというものです。
こちらも例に出してみていきましょう。
例えば、オーナーさんの賃貸マンションがリフォームによって家賃を3,000円上げれたとします。
すると、3,000円×60カ月(平均入居期間)=18万円となります。
つまり、月3000円の家賃を上げることで、18万円収入を増やすことができるようになりました。
これだけ家賃を上げることができたら、かなりの設備投資ができますね。

さらに、先ほど紹介した機会損失をリフォーム代にする考え方と組み合わるのも効果的です。
二つの例を組み合わせてみましょう。
家賃5万円で平均空室期間が3カ月。リフォームをして家賃が5,3万円になり5年間住んでくれました。
すると、10万円(機会損失から)+18万円(家賃アップから)=28万円。
なんと、28万円もリフォームにかけることができるようになるのです。

 まとめ

機会損失と家賃アップから、2つの視点でリフォーム代を捻出する方法をご理解いただけたでしょうか。
一度、大家さんの物件に当てはめて検討してみてください!!
しかし、実際にリフォームされるなら注意して頂きたいことがあります。
今までのブログで何回もお伝えさせて頂いていますので、もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ただリフォームをすればいいわけではありません。
予算の中で効果的なリフォームをするために、周辺環境などは調べてみてください。
そして、何よりもご自身の物件のことを知ってください!!

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