北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

単価を上げるということは、「家賃を上げ」て貸すということです。

このような賃貸市場の時代に、何を言っているんだ!

と言われるかもしれません。

しかし・・・実際に可能なことなのです。

ここで一つ、家賃を上げると言っても

「どの家賃から上げるの?」

ということがキーワードになってきます。

家賃には大きく4つあります。

 ①安売り家賃(相場よりも極端に安い家賃)

 ②相場家賃(相場からみて相応な家賃)

 ③募集家賃(現在募集している家賃 ※②・③と同じ場合があります)

 ④チャレンジ家賃(工夫を凝らして募集をし、決まる家賃)

家賃を上げるのは、相場家賃よりも上げるということです。

空室物件で多いのが、家賃設定を間違っている場合が多々あります。

その場合は、相場家賃に見直し、その家賃からアップさせることを考えます。

実際に効果のある方法としては

 ①条件を見直す

 EX.敷金・礼金変動型家賃、敷金・礼金0円募集

 ②リノベーションをする

 EX.内装リノベーション(1.5万円/㎡で家賃10%アップ)

 ③貸し方を変える

 EX.家具付き賃貸(30万円の投資で家賃5万円アップ ※3DK)

市場を調査し、現状の問題点や市場の特性を理解した上で

対策を講じれば、単価を上げることは可能になります。

賃貸経営の収入は

「部屋数×単価(家賃)×入居率」

です。

建ってある建物の部屋数を増やすことは容易ではありません。

単価(家賃)を上げることは、市場やニーズに合わせれば可能です。

入居率についても、リーシングに対する少しの工夫とアイデアで可能だと考えられます。

また、これからの時代は、入居率を高めることと同じくらい、既存の入居者満足を実現し、

テナントリテンションを高めることが大切になります。

キーワードは

「単価(家賃)を上げる」

「入居率を高める」

「テナントリテンションを高める」

ということです。

収入を増やす方法は、空室を出さないことや空室期間を最短にすること、

最大の家賃で貸すことなど様々あります。

立地や市場、物件により方法は多種多様です。

収入を増やすぞ!ということでもう一つの考え方があります。

それは、「資産を組み合わせて考える」ということです。

マンション経営だけで考えると、その建物だけの経営で考えてしまいがちですが、

資産という観点で考えれば、“組合わせる”ということができるようになります。

ということは…

①所有しているその他不動産収入(借地、駐車場、貸家、店舗、マンションなど)

②不動産を買い足す(収益不動産)

③所有地を活用する(売却、貸す、建てるなど)

④土地を買って建てる

こういった方法を考えることで、

賃貸経営の経営改善をより効果的に進めていくことが可能になります。

賃貸経営も企業経営と同じで、いかにして売上を最大にし、

経費を最小にするか、ということに尽きます。

特に売上を最大にする、ということをいかに実現していくかが重要です。

売上を最大化するテーマとしましては、

①空室を出さないこと(テナントリテンション)

②空室期間を最短にすること

③最大の家賃で貸すこと(その部屋の価値に対して最大の家賃)

④副収入を稼ぐこと

⑤貸し方を変えること(家具付きなど)

⑥入居者へのセカンドビジネス

これらのことを複眼的に考え、マンションの価値を最大化し、売上を最大化する。

そのためにも、現状の分析(近隣賃貸市場 建物 キャッシュフローなど)をし、

問題点を抽出して、改善策を打っていくことが必要となります。

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